言及なしトラックバックに係る異文化摩擦の問題についての最初の記事、並びに関連記事一覧はこちら:
言及なしトラックバックに係る異文化摩擦の問題について、「
絵文録ことのは」の松永さんは、
「相手に言及している必要はない、ただ「同じ話題を扱っていたら、そのコミュニティ内部ではリンクせずにトラックバックを送り合う」というコミュニティ」の例として「Friday 5」を挙げておられます。
検索してみると、確かに現在問題になっている感想系ブログと同じ状況になっていたようです。
確かにこれも影響しているのかもしれませんが、私は、ファンサイトの間でよく行われる「同盟」的な発想と、ブログにおけるトラックバックセンターな考え方が結びついて、「関連仲間文化圏」になっていったのかもしれない、と思います。
以下、私自身は「同盟」に参加したことがないので、あくまで下記のような説明や、実際にいくつかの同盟ホームページに行ってみた印象と、今回たまたま「関連仲間文化圏」のサンプルとして採り上げられたためにコメント欄が大変なことになってしまった
CODY さんの記事(アクセスが増加すること自体を苦にされているご様子はないのでリンクさせていただきます)を拝読した感想に基づいて書いているので、とんちんかんなことを言っていたらご指摘ください。
「同盟」で Google 検索してトップに出てきた「
同盟大好き!」のサイトにある「
同盟とは何か」の説明には
同盟は、参加者や運営者にとって、掲示板やメールやオフ会などの交流的コンテンツを総合的に含みつつも強制や利害がなく、参加者の自由意思で参加出来るという、究極の意思表示集団である
と説明されています。
また、「インターネットサイトとしての存在」の説明には、「
そもそも参加者同志の交流自体があまり行われていない事にも着目」という記述もあります。
最初に同盟バナーを作ったりその配布所になるホームページを設置したりする人はいるでしょうが、専用掲示板で大いに盛り上がる、その他グループとしてまとまった行動を取るようなケースはあまりなく、基本的に「○○が好きな人が自分のサイトにバナーを貼って連帯する」というだけの、
参加することに意義がある感じの、ごくゆるいつながりであると理解しています。
この同盟バナーを貼り付ける行為と、相互(言及なし)トラックバックが、似たようなノリで使われているのではないか、という印象を持っています。
最近ではブログサービス側でも流布している 言及リンクのないトラックバックをタブー視
しない、むしろけしかける感じのトラックバックの解釈が前提になりますが、積極的に(本文中で引用したり、コメント欄で相手に直接声をかけてまで)相手と1対1の交流までしたいと強く望んでいるわけではない、でも○○が好きなもの同士つながってはいたい、という気持ちが、相互大量トラックバックという形でのつながりになったのでしょう。
記事を書いてトラックバックを打てば他からも返ってくる、打たなければ返ってこないのですから、何の強制も束縛もない(「同盟」のように参加を申請したりバナーを取ってきて貼り付けたりする手間さえない)、「究極の意思表示」の形ということになるのかもしれません。
一方、「同盟」と相互大量トラックバックの違いはどこかと考えると、それは、
共有されている時間の単位でしょう。
「同盟」の場合、好きなものとして共有されているのは例えば「機動戦士 GUNDAM SEED DESTINY」だったり「交響詩篇 エウレカセブン」ですが、相互大量トラックバックにおいて共有されているのは、(もちろんそれらの番組に興味があるから感想ブログをやっているというのは前提にありますが)
- 「機動戦士 GUNDAM SEED DESTINY EPISODE 36『アスラン脱走』を見た。まぁかわいいけど背景キャラだと思っていたメイリンが、意を決した途端驚くほどの行動力でアスランを窮地から救い出したあの一途さに萌えた!」、とか
- 「交響詩篇 エウレカセブン EPISODE 26『モーニング・グローリー』を見た。やっとエウレカとレントンが再会できた、これが見たかったんだ、延々続く鬱展開にもめげず待っていた甲斐があった!」
だったりするわけで、そういう
思いをこめて打ったトラックバックに対して、同じ思いのファンから「俺も」「私も」と、わーっと返ってくるところに「同じ瞬間を共有できた」喜びと醍醐味があるのでしょう。
2ちゃんねるの「実況板」で、みんなで「キター!!」とやっているのに近いノリだと思いますが、
共有の場所ではなく自分のブログにダイレクトにその波が伝わってくるところに意味があるのだと思います。
以上の理解が正しければ、これは、
トラックバック・センターに TB したり、はてなダイアリーでキーワードを自動リンクすることで置き換えられるものではなさそうに思えます。
で、あるならば、最後は代わり映えしない話になりますが、結論的にはこんな感じになる(ならざるを得ない)かと思います。
- 受信側はサイトポリシーを整備し、確認しやすくする。
- 送信側も「そういうトラックバックの使い方は迷惑だと思う人もいる」ことに配慮し、TB 先のポリシーを(検索結果からいきなり TB したりは決してせず目視で)よく確認する。
- 誰に言ったらいいのか良くわからないけど、手間をかけずにサイトポリシーが判別できる統一ロゴは、確かにほしいかも。
何らかの形で「ホワイトリスト」(ブログ検索したときに TB の可否が自動判定可能なリスト?)が作れたらみんな幸せになれ……るかどうか(^_^;)(この項削除)スパマーが喜ぶだけだからやめた方がよさそうだ(@_@;)
- プロバイダの運営者はもう少し「煽り方」(^_^;)を工夫して、こういう副作用が出ないように努める。
- 言及なしトラックバックをフィルタできる機能を実装する。追加実装する場合、使用するかどうかはユーザーが選択可能である方が望ましい。
- 開発に携わっておられる方は、是非この辺をクリアしたトラックバック2.0(?)の開発をよろしくお願いしますm(__)m
(追記 1/13)
コメント欄でご紹介いただいた下記の記事は、ポジション的にこの記事にかなり近いと思うので、併せてご参照ください。
もう1箇所、下記の記事には「現在の私がリンクなしのTBをやっているのは、同志と緩やかに同盟を組みたいから」という一節がありましたので、「私の理解で合ってますか?」ということでご紹介の上 TB してみます。ご参照ください。
(追記 1/19)
今回の論争のきっかけとなった記事を書かれた CODY さんから、上記にリンクした記事の補論が出ましたのでご紹介の上 TB しておきます。
TB=リンクって考えるからこの論争がおかしくなるわけでTB=コメントの代用と考えるのです。
とのことで、(TB センターでの代用は難しいだろうという点も含めて)上記の私の理解とも一致しているように思います。
トップページ左肩で、Google PageRank の表示に使っていた
Display PageRank - PageRank
を
PageRank On - Googleページランクの表示ツール
に変えてみました。
PR は PageRank、IP はこのブログが Google にインデックスされているページ数、BL はこのブログにリンクしているページ数(バックリンク)です。
占有スペースは前と変わりませんが、情報量が増えています。
まぁ、PageRank はそう簡単にどうなるものでもないでしょうけど、やっぱり上がったらうれしいな、っと(^_^;)
asahi.com:私と仕事~白石昌則さん 東京農工大生協 - マイタウン東京(2006.1.11)
僕の仕事の根幹は相手が「お客さん」であること。目線を常に相手と水平にすることを心がけています。ひとことカードも、なるべく「この人は何を考えていたのかな」と質問者の顔を思い浮かべて答えるようにしている。どんな仕事でも、相手の視線を自分も共有する思考って大切だと思うんです。
朝日新聞東京版の、就職活動を応援するシリーズのようです。
いつもながら、白石さんのこの徹底したサービス精神はすばらしいと思います。
ちなみに「どんな仕事でも」を「どんなブログでも」に置き換えるとまた
さっきの話に戻ってしまうわけだが(苦笑)