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『インターネット事件簿 祭られた人々』と、Web/ブログ/mixi (SNS) 上でのプライバシーの自己管理
2ちゃんねるとか見たくもない、と思われる方も少なくないとは思いますが、ブログや mixi 等の SNS をやっているのであれば、むしろそういう方にこそ一度は読んでいただいて、自分の普段の言動をチェックしてみていただきたいと思う本です。
「祭り」とは何か。一言でいうなら、この本の表紙にもあるとおり、
ブログや掲示板で調子に乗り過ぎた人を
集団で吊し上げて人生強制終了-それが"祭り"!!
というところでしょうか。このブログでも、関連する話題として
という記事を書いたことがあり(そのときの事件もこの本で採り上げられています)、また同じテーマを扱った Web 上の記事としては、同じくこの本でも引用されている
が有名です(全6回)。
最近では、ブログだけでなく mixi 絡みでも似た構図の事件が続発しており、それに対する mixi の対処が荒っぽすぎたこともあって、そちらでも騒ぎが現在進行中です。
この本に載るほどの規模の祭りの場合、きっかけには確かに「自業自得」な部分が多く、しかも往々にして「初期消火」に失敗(騒ぎを聞きつけて集まってきた輩を前に逆切れする等)して火に油を注ぐ、というケースも珍しくありませんが、同書収録の「YouTube 祭り」のように「誤訳で暴走」した騒ぎの仲裁に入った女の子が彼氏の存在まで晒されてボコボコにされる事件などもありました。
きっかけは本人の過ちであっても、ここまで(社会的に抹殺するまで?)やるのは、それはリンチじゃないか、とは思いますが、そう思うからこそ、いつ自分が当事者になってもおかしくない、という意味では、
結局のところ、自分のプライバシーは自分で守るしかないのです。
- ネット上に書いたことは、全世界が見ている。
- 匿名で書いているからといって安全だとは限らない。
この2点さえ忘れなければ(100%ではないですが)トラブルのかなりの部分は防げるはずです。
最近は mixi でも当たり前に祭りが起こっていることは既に紹介しました。いかに紹介制とはいえ、
会員が600万 ID もいる(クレジットカード情報などで身元確認をしているわけでもなし)ところで公開の日記を書けば、Web 上でブログをやっているのと何の変わりもありません。そして上のリンク先を見てもわかるとおり、mixi 事務局にその辺の管理とトラブル発生時の事態収拾を期待するのは現実問題として既に不可能ですので、そのことも肝に銘じておく必要があります。
ちなみに、ブログや SNS で横行する「バトン」について、私は一貫して反対だし関わりたくないから回してこないで、という立場でこんな記事を書いたことがありますが、
……過去の経験を尋ねる「
経験バトン」の類の中には、素直に答えると自分が過去に犯した法律違反や、反社会的と看做され得る行為を自分で暴露することになってしまう質問が含まれているものもあるようです。
やったことの善悪はともかくとして、誰にだって「認めたくない、若さ故の過ち」(^_^;)の類はあるでしょうが、そういう意味でも、こういう
バトンがネット上で当たり前に許容され、深く考えずに回される雰囲気が出来上がってしまったことは、危険なことだと思います。