例外的状況との対峙
またも,Japan Mail Media の最新号(6/22)ネタですが・・・
http://jmm.cogen.co...
(常時最新号が掲載されるので,日が経てば中身は変わります)
韓国は快進撃を続け,日本は決勝トーナメントに進出したところまでで敗退しました。それも,なんというか,それまでの勢いに欠けた感じが目に付く印象を受けました。
そう思ったのは私だけではなかったようで・・・日本サッカー史上初めての決勝トーナメント,悲願だった筈の晴れ舞台に躍り出たはずの日本が(しかも心理的には圧倒的に優位に立てるはずのホームでの試合で)苦戦することになったのはなぜか?
作家,冷泉彰彦氏は,「例外を許さない」日本の社会風土にも原因があるのではないか,と考察しています。
> 想定していなかった例外的な事態に対して、このままではダメだ、
> でも今この瞬間にどうしても自然に体が動かない、そんな困惑の
> 表情はどこから来たのでしょう。それは「例外を許さない」日本
> の社会風土が関係する、私にはそのように思えました。例外を許
> さない風土は、例外的な事態への対応に慣れていない人間を作り
> 出すのではないだろうか、いかに国際経験を積み、個を鍛えてみ
> ても、どこかで例外を恐れる習性が顔をのぞかせてしまうのでは
> ないのだろうか、そんな重たい困惑が選手達を押しつぶしていた
> ように見えたのです。
日本ではもちろん,今や世界でも通用するレベルのテクニックを持つ(そういう意味では,自らの存在自体が「例外的」でさえある)日本代表の選手達でさえそんな心理状態に陥ってしまうというなら,問題の根は深いと言わなければなりません。
日本の教育がどちらかというと「例外」に非寛容であることは,今回のワールドカップ絡みでも,イギリスのベッカムから交流会で小学生がもらったサインを,キャンプ地の兵庫県津名町教育委員会が没収するという事件からも明らかです。
http://www12.mainic...
教育委員会は,「参加できなかった児童が多く、各学級に1枚ずつ記念に配れると思った」と釈明したそうですが,没収(教育委員会は「回収」と表現したようですが)された方はたまったもんじゃない。
・・・が,取り上げた教育委員会のスタッフだって,別に子供たちをいじめようとしてそういうことをしたわけではなく,釈明どおりのことを本気で考えていたに違いありません。
子供たちや親からの集中砲火を浴びて,さぞかし途方に暮れたものと想像できます。
私も,大学職員としてはかなり「例外的」な口ですが,そんな私でも職員が務まっているのですから,日本大学というところは,世間で思われているよりも懐が広い学校だと言うこともできるでしょう(こらこら)。
前の職場の国際課は,世界との窓口でしたし,今度のビジネススクールは,大学とビジネスワールドとの接点です。どちらも前例や慣習に捕らわれすぎていては務まりません(学校である以上,一貫性というものはなくてはいけませんから,前例を確認することは必要です,念のため(^_^;))。
例外的な(往々にして危機的な)状況にも途方に暮れることなく,自分にできることをする,そんな「熱さ」を,忘れずにいたいものです。
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(常時最新号が掲載されるので,日が経てば中身は変わります)
韓国は快進撃を続け,日本は決勝トーナメントに進出したところまでで敗退しました。それも,なんというか,それまでの勢いに欠けた感じが目に付く印象を受けました。
そう思ったのは私だけではなかったようで・・・日本サッカー史上初めての決勝トーナメント,悲願だった筈の晴れ舞台に躍り出たはずの日本が(しかも心理的には圧倒的に優位に立てるはずのホームでの試合で)苦戦することになったのはなぜか?
作家,冷泉彰彦氏は,「例外を許さない」日本の社会風土にも原因があるのではないか,と考察しています。
> 想定していなかった例外的な事態に対して、このままではダメだ、
> でも今この瞬間にどうしても自然に体が動かない、そんな困惑の
> 表情はどこから来たのでしょう。それは「例外を許さない」日本
> の社会風土が関係する、私にはそのように思えました。例外を許
> さない風土は、例外的な事態への対応に慣れていない人間を作り
> 出すのではないだろうか、いかに国際経験を積み、個を鍛えてみ
> ても、どこかで例外を恐れる習性が顔をのぞかせてしまうのでは
> ないのだろうか、そんな重たい困惑が選手達を押しつぶしていた
> ように見えたのです。
日本ではもちろん,今や世界でも通用するレベルのテクニックを持つ(そういう意味では,自らの存在自体が「例外的」でさえある)日本代表の選手達でさえそんな心理状態に陥ってしまうというなら,問題の根は深いと言わなければなりません。
日本の教育がどちらかというと「例外」に非寛容であることは,今回のワールドカップ絡みでも,イギリスのベッカムから交流会で小学生がもらったサインを,キャンプ地の兵庫県津名町教育委員会が没収するという事件からも明らかです。
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教育委員会は,「参加できなかった児童が多く、各学級に1枚ずつ記念に配れると思った」と釈明したそうですが,没収(教育委員会は「回収」と表現したようですが)された方はたまったもんじゃない。
・・・が,取り上げた教育委員会のスタッフだって,別に子供たちをいじめようとしてそういうことをしたわけではなく,釈明どおりのことを本気で考えていたに違いありません。
子供たちや親からの集中砲火を浴びて,さぞかし途方に暮れたものと想像できます。
私も,大学職員としてはかなり「例外的」な口ですが,そんな私でも職員が務まっているのですから,日本大学というところは,世間で思われているよりも懐が広い学校だと言うこともできるでしょう(こらこら)。
前の職場の国際課は,世界との窓口でしたし,今度のビジネススクールは,大学とビジネスワールドとの接点です。どちらも前例や慣習に捕らわれすぎていては務まりません(学校である以上,一貫性というものはなくてはいけませんから,前例を確認することは必要です,念のため(^_^;))。
例外的な(往々にして危機的な)状況にも途方に暮れることなく,自分にできることをする,そんな「熱さ」を,忘れずにいたいものです。
当ブログの記事内容はすべて管理人の私見であり、勤務先・所属組織等の公式見解ではありません。
02/06/23 23:00 - Hiro - - TrackBacks(No Trackbacks) - Permalink
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「マージナル・マン」
そりゃ,金はないよりもあった方が,本だのパソコンだのアニメのDVDだのいろいろ買えますから(笑),いいに決まっているのですが,だからといって金儲けのために必死になるというのも,私にはなじめなかったので,ビジネスの世界は敬遠してきました。
が,ビジネススクールの事務局に来てしまったからには,食わず嫌いはよくない,ということで,少しずつかじってみています。
『プレジデント』7月1日号に,「特別鼎談「日露戦争後の日本,バブル後のニッポン」-歴史に学ぶ「人材の劣化,組織の衰退」の防ぎ方」という記事がありましたが,三井物産戦略研究所所長の寺島実郎氏が,こんなことを言っておられます。
> そこで私が提起したいのは,「マージナルマン」
> という発想です。訳すと「境界人」。軸足は自分
> が帰属する組織に置き,本気でロイヤリティーを
> 発揮する。同時にもう一方の足は,組織外のさま
> ざまな場に置いてみる。(中略)すると,自分の
> 組織を客観的に見ることができて,問題点やアイ
> デアがひらめく瞬間がある。(中略)マージナル
> なところに身を置き,一歩引いて組織を見るバラ
> ンス感覚を身につけるべきです。
・・・我が意を得たり (^^)v
大学職員としては,見てのとおり(?),型破りを通り越してほとんど掟破り(笑)の私ですが,パソコン通信の時代から入り浸っているうちに何となく身について,JAFSA ネットワーク担当として更に磨きをかけた,インターネットを駆使した情報戦のおたくな技の数々は大学でもそれなりに役に立っていますし,JAFSA にしてもインターネット上のさまざまなメーリングリストや電子会議室にしても,ごく普通に仕事をしていては絶対に出会わないさまざまな人たちと,茶飲み話から真剣な議論に至るまで,いろいろな意見や思いを交換する中で,有用な情報や新しい(突飛な?)発想のヒントを与えてくれます。
結論。
・・・僕はここにいてもいいんだ(我田引水)。
が,ビジネススクールの事務局に来てしまったからには,食わず嫌いはよくない,ということで,少しずつかじってみています。
『プレジデント』7月1日号に,「特別鼎談「日露戦争後の日本,バブル後のニッポン」-歴史に学ぶ「人材の劣化,組織の衰退」の防ぎ方」という記事がありましたが,三井物産戦略研究所所長の寺島実郎氏が,こんなことを言っておられます。
> そこで私が提起したいのは,「マージナルマン」
> という発想です。訳すと「境界人」。軸足は自分
> が帰属する組織に置き,本気でロイヤリティーを
> 発揮する。同時にもう一方の足は,組織外のさま
> ざまな場に置いてみる。(中略)すると,自分の
> 組織を客観的に見ることができて,問題点やアイ
> デアがひらめく瞬間がある。(中略)マージナル
> なところに身を置き,一歩引いて組織を見るバラ
> ンス感覚を身につけるべきです。
・・・我が意を得たり (^^)v
大学職員としては,見てのとおり(?),型破りを通り越してほとんど掟破り(笑)の私ですが,パソコン通信の時代から入り浸っているうちに何となく身について,JAFSA ネットワーク担当として更に磨きをかけた,インターネットを駆使した情報戦のおたくな技の数々は大学でもそれなりに役に立っていますし,JAFSA にしてもインターネット上のさまざまなメーリングリストや電子会議室にしても,ごく普通に仕事をしていては絶対に出会わないさまざまな人たちと,茶飲み話から真剣な議論に至るまで,いろいろな意見や思いを交換する中で,有用な情報や新しい(突飛な?)発想のヒントを与えてくれます。
結論。
・・・僕はここにいてもいいんだ(我田引水)。
当ブログの記事内容はすべて管理人の私見であり、勤務先・所属組織等の公式見解ではありません。
02/06/21 23:00 - Hiro - - TrackBacks(No Trackbacks) - Permalink
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世界水準との戦い
入試の翌日は,さすがにバテバテで,昼過ぎまで寝ていました。うまくいって当たり前,まずくいったときは,最悪の場合には受験生の誰かの人生が狂っちゃいますし,そこまでひどいボケをかました場合には,こっちのクビだって危ないですから(^_^;),当然です。
本日配信されてきた Japan Mail Media に,村上龍編集長が,ワールドカップ日本代表で活躍する,中田英寿を筆頭とする,海外でプレーしてきた選手たちの活躍について書いています。
本日中でしたら,全文がここで見られます。
http://jmm.cogen.co...
おそらく,後日,バックナンバーに「Physical intensity para 2002」の一部として収録されると思いますが。
曰く,
> おそらくわたしたちは、海外での体験がサッカーに限らずこれからますます
> 重要になっていくのではないかという予感を持っている。それは単に海外への
> 移住を意味しているわけではない。自分の仕事において海外との関係性を意識
> する、というニュアンスだ。その中には、海外と比較して自分のスキルにどの
> くらいの競争力があるかということから、語学力、異文化への理解力、正確な
> 翻訳力のようなものも含まれる。
・・・我が意を得たり,というところでしょうか。
世界には,自分より凄い奴がいる,ということを理解し,それでもなお,「俺より凄い奴に会いに行く」(Street Fighter IIですな(^_^;))ファイティング・スピリットを奮い立たせ,そこで得られたものを,次のステップに生かしていく。
そういう前向きなチャレンジ精神を持った学生さんたちのお手伝いをしながら,自分も世界水準と互角に渡り合える力を身に付けるために努力を続ける。
国際課時代もそうだったし,大学院事務課での仕事も,そういうことになりつつあります・・・何しろ,うちのビジネススクールは,「大学院グローバル・ビジネス研究科」だからして (^^)v
もちろん,JAFSA のネットワーク管理者として,情報が強力な武器になること,使い方を間違えると凶器ににもなること,について,多くを学んだことも大きいのだけれど。
本日配信されてきた Japan Mail Media に,村上龍編集長が,ワールドカップ日本代表で活躍する,中田英寿を筆頭とする,海外でプレーしてきた選手たちの活躍について書いています。
本日中でしたら,全文がここで見られます。
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おそらく,後日,バックナンバーに「Physical intensity para 2002」の一部として収録されると思いますが。
曰く,
> おそらくわたしたちは、海外での体験がサッカーに限らずこれからますます
> 重要になっていくのではないかという予感を持っている。それは単に海外への
> 移住を意味しているわけではない。自分の仕事において海外との関係性を意識
> する、というニュアンスだ。その中には、海外と比較して自分のスキルにどの
> くらいの競争力があるかということから、語学力、異文化への理解力、正確な
> 翻訳力のようなものも含まれる。
・・・我が意を得たり,というところでしょうか。
世界には,自分より凄い奴がいる,ということを理解し,それでもなお,「俺より凄い奴に会いに行く」(Street Fighter IIですな(^_^;))ファイティング・スピリットを奮い立たせ,そこで得られたものを,次のステップに生かしていく。
そういう前向きなチャレンジ精神を持った学生さんたちのお手伝いをしながら,自分も世界水準と互角に渡り合える力を身に付けるために努力を続ける。
国際課時代もそうだったし,大学院事務課での仕事も,そういうことになりつつあります・・・何しろ,うちのビジネススクールは,「大学院グローバル・ビジネス研究科」だからして (^^)v
もちろん,JAFSA のネットワーク管理者として,情報が強力な武器になること,使い方を間違えると凶器ににもなること,について,多くを学んだことも大きいのだけれど。
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