この記事には、マイスターさんが聞き込んできた、ある大学の若手職員の話が出てきます。
教員とトラぶってしまった学生の件で、クレームの電話をかけてきた保護者の訴えを受け、これは大学側に非があると判断し、報告したがつれない対応をした上司を飛び越えて動いてしまったのです。
結論からいうと「結果オーライ」で、その職員の尽力でセッティングされた話し合い(職員本人は、直接の当事者ではないのでいなかった)で
「今回、よく話し合えたおかげで、大学の対応がよく理解できてよかった。
中でも○○さん(若手職員の名前)には、大変尽くしていただいた、
感謝しています」
という言葉をかけてもらえたとのことで、大学の面子はかろうじて保たれたということのようです。
それでも、いちおうの決着を見たあとで、この若手職員がどういうことになったのか、ちょっと心配です。
大学というところは、この種の越権行為には、往々にして、それこそお役所なみにシビアです。
私自身は、そんな大学(べつに私の古巣に限った話じゃないので念のため(^_^;))にあっては、かなり例外的な環境にあったと思います。
国際交流部門にいると、マニュアルどおりにいかないというか、そもそもマニュアルがないというか、そういうトラブルに、結構頻繁に直面します。関係者に「日本の常識」が通用しない相手がたくさん入ってくるんですから、当たり前といえば当たり前なんですが。
異動したビジネススクールの事務局も同様で、基本的に相手はみんな社会人ですから、全日・通学制では考えられないようなイレギュラーな事態も当然起こります。一方、学校を一歩でれば「社長」だの「先生」だのと呼ばれるような人もごろごろしていますから、ちょっとでも「大学の常識は世間の非常識」的な話を切り出そうものなら、教員だろうが職員だろうが容赦なく糾弾されます。
どちらにしても、マニュアルがないんですから、臨機応変に対応するしかないので、できる限りのことをやっていると、越権行為とまではいかなくとも、摩擦はあちこちで起こります。
そこまでするつもりはなかったのに結果的にそうなっちゃった、ということもあれば、「こりゃ怒られるだろーなー」と思いつつも、ええいままよ、とばかりにやっちゃったこともあります。
「そんな無茶苦茶な」くらいは当たり前で、「お前にそんな権限があるのか」「何様のつもりだ」などと罵倒されたことも一度や二度ではありません。
うまくいったこともあれば、かえって話がややこしくなってしまったこともあるし、頑張ったけどどうにもならずに、学生さんと一緒に泣いたこともあります。
幸い私は直属の上司には恵まれ続けていましたので、「こんなにしちゃってどうすんだお前、俺は知らんからな、だいたいね、お前は詰めが甘いんだよ」と叱り飛ばされながらもフォローしていただいたことも多いのですが……自分で言うのも何ですが、部下としては扱いにくいタイプだと思います。
……話が変な方に逸れてしまいましたが(^_^;)
本当に、日常のちょっとした対応一つで、
組織のイメージが取り返しがつかないほど傷ついたり、
一生をかけて応援してくれるファンができたりするのです。
買い物しに行った店の対応が納得できなかったら店を変えるだけですが、学校はそうはいかないですからね。
更に、学校の中でも、(必修科目でなければ)教員は選ぶことができる場合もありますが、職員についてはそれさえもありませんし。
「おまえは学生を甘やかしすぎる」とか言われることも多く、たしかに過保護が過ぎるのは教育上よくないでしょうから、そこは気をつけないとなぁ、などといちおうは思ったりしつつも、その辺の線引きがちゃんとできていたかどうか自分ではよくわからないのですが(苦笑)、
こういうことだってあることですし、とにもかくにも、ひとつひとつの出会いを、大切にしていきたいものだと思います。
だって、学校というのは、学生のためにあるんだから。
<以下全くの余談>
記事タイトルが微妙に
この辺の歌に影響されてる気がするんだが……ついてこられる人はどのくらいいるんだろうか(^_^;)