管理人より(「続きを読む」で全表示/記事本文はこの下)
- 管理人(「ひろ」=岡村 光浩)のプロフィール/勤務先(神戸芸術工科大学)公式サイト
- 芸工大生諸君は連絡用ブログも確認のこと(岡村の講義履修者は必ず見ること)。
- 2007年までの過去記事移動について(個別記事には旧 URL でもアクセスできます)
- 当ブログの記事は全て管理人の私見です。その他当ブログの運用ポリシー(必読)
- ひろの管理するサイトが閲覧不能なときは避難所もご確認ください。
当ブログの記事内容はすべて管理人の私見であり、勤務先・所属組織等の公式見解ではありません。
08/01/01 00:01 - Hiro - - TrackBacks(No Trackbacks) - Permalink
08/01/01 00:01 - Hiro - - TrackBacks(No Trackbacks) - Permalink
Home > ブログの「関連仲間文化圏」と「同盟」の共通点・相違点を考えてみる
ブログの「関連仲間文化圏」と「同盟」の共通点・相違点を考えてみる
言及なしトラックバックに係る異文化摩擦の問題についての最初の記事*1、並びに関連記事一覧はこちら:
言及なしトラックバックに係る異文化摩擦の問題について、「絵文録ことのは」の松永さんは、「相手に言及している必要はない、ただ「同じ話題を扱っていたら、そのコミュニティ内部ではリンクせずにトラックバックを送り合う」というコミュニティ」の例として「Friday 5」を挙げておられます。
検索してみると、確かに現在問題になっている感想系ブログと同じ状況になっていたようです。
確かにこれも影響しているのかもしれませんが、私は、ファンサイトの間でよく行われる「同盟」的な発想と、ブログにおけるトラックバックセンターな考え方が結びついて、「関連仲間文化圏」になっていったのかもしれない、と思います。
以下、私自身は「同盟」に参加したことがないので、あくまで下記のような説明や、実際にいくつかの同盟ホームページに行ってみた印象と、今回たまたま「関連仲間文化圏」のサンプルとして採り上げられたためにコメント欄が大変なことになってしまった CODY さんの記事(アクセスが増加すること自体を苦にされているご様子はないのでリンクさせていただきます)を拝読した感想に基づいて書いているので、とんちんかんなことを言っていたらご指摘ください。
「同盟」で Google 検索してトップに出てきた「同盟大好き!」のサイトにある「同盟とは何か」の説明には
また、「インターネットサイトとしての存在」の説明には、「そもそも参加者同志の交流自体があまり行われていない事にも着目」という記述もあります。
最初に同盟バナーを作ったりその配布所になるホームページを設置したりする人はいるでしょうが、専用掲示板で大いに盛り上がる、その他グループとしてまとまった行動を取るようなケースはあまりなく、基本的に「○○が好きな人が自分のサイトにバナーを貼って連帯する」というだけの、参加することに意義がある感じの、ごくゆるいつながりであると理解しています。*2
この同盟バナーを貼り付ける行為と、相互(言及なし)トラックバックが、似たようなノリで使われているのではないか、という印象を持っています。
最近ではブログサービス側でも流布している *3言及リンクのないトラックバックをタブー視しない、むしろけしかける感じのトラックバックの解釈が前提になりますが、積極的に(本文中で引用したり、コメント欄で相手に直接声をかけてまで)相手と1対1の交流までしたいと強く望んでいるわけではない、でも○○が好きなもの同士つながってはいたい、という気持ちが、相互大量トラックバックという形でのつながりになったのでしょう。
記事を書いてトラックバックを打てば他からも返ってくる、打たなければ返ってこないのですから*4、何の強制も束縛もない(「同盟」のように参加を申請したりバナーを取ってきて貼り付けたりする手間さえない)、「究極の意思表示」の形ということになるのかもしれません。
一方、「同盟」と相互大量トラックバックの違いはどこかと考えると、それは、共有されている時間の単位でしょう。
「同盟」の場合、好きなものとして共有されているのは例えば「機動戦士 GUNDAM SEED DESTINY」だったり「交響詩篇 エウレカセブン」ですが、相互大量トラックバックにおいて共有されているのは、(もちろんそれらの番組に興味があるから感想ブログをやっているというのは前提にありますが)
2ちゃんねるの「実況板」で、みんなで「キター!!」とやっているのに近いノリだと思いますが、共有の場所ではなく自分のブログにダイレクトにその波が伝わってくるところに意味があるのだと思います。
以上の理解が正しければ、これは、トラックバック・センターに TB したり*6、はてなダイアリーでキーワードを自動リンクする*7ことで置き換えられるものではなさそうに思えます。
で、あるならば、最後は代わり映えしない話になりますが、結論的にはこんな感じになる(ならざるを得ない)かと思います。
(追記 1/13)
コメント欄でご紹介いただいた下記の記事は、ポジション的にこの記事にかなり近いと思うので、併せてご参照ください。
もう1箇所、下記の記事には「現在の私がリンクなしのTBをやっているのは、同志と緩やかに同盟を組みたいから」という一節がありましたので、「私の理解で合ってますか?」ということでご紹介の上 TB してみます。ご参照ください。
(追記 1/19)
今回の論争のきっかけとなった記事を書かれた CODY さんから、上記にリンクした記事の補論が出ましたのでご紹介の上 TB しておきます。
言及なしトラックバックに係る異文化摩擦の問題について、「絵文録ことのは」の松永さんは、「相手に言及している必要はない、ただ「同じ話題を扱っていたら、そのコミュニティ内部ではリンクせずにトラックバックを送り合う」というコミュニティ」の例として「Friday 5」を挙げておられます。
検索してみると、確かに現在問題になっている感想系ブログと同じ状況になっていたようです。
確かにこれも影響しているのかもしれませんが、私は、ファンサイトの間でよく行われる「同盟」的な発想と、ブログにおけるトラックバックセンターな考え方が結びついて、「関連仲間文化圏」になっていったのかもしれない、と思います。
以下、私自身は「同盟」に参加したことがないので、あくまで下記のような説明や、実際にいくつかの同盟ホームページに行ってみた印象と、今回たまたま「関連仲間文化圏」のサンプルとして採り上げられたためにコメント欄が大変なことになってしまった CODY さんの記事(アクセスが増加すること自体を苦にされているご様子はないのでリンクさせていただきます)を拝読した感想に基づいて書いているので、とんちんかんなことを言っていたらご指摘ください。
「同盟」で Google 検索してトップに出てきた「同盟大好き!」のサイトにある「同盟とは何か」の説明には
同盟は、参加者や運営者にとって、掲示板やメールやオフ会などの交流的コンテンツを総合的に含みつつも強制や利害がなく、参加者の自由意思で参加出来るという、究極の意思表示集団であると説明されています。
また、「インターネットサイトとしての存在」の説明には、「そもそも参加者同志の交流自体があまり行われていない事にも着目」という記述もあります。
最初に同盟バナーを作ったりその配布所になるホームページを設置したりする人はいるでしょうが、専用掲示板で大いに盛り上がる、その他グループとしてまとまった行動を取るようなケースはあまりなく、基本的に「○○が好きな人が自分のサイトにバナーを貼って連帯する」というだけの、参加することに意義がある感じの、ごくゆるいつながりであると理解しています。*2
この同盟バナーを貼り付ける行為と、相互(言及なし)トラックバックが、似たようなノリで使われているのではないか、という印象を持っています。
最近ではブログサービス側でも流布している *3言及リンクのないトラックバックをタブー視しない、むしろけしかける感じのトラックバックの解釈が前提になりますが、積極的に(本文中で引用したり、コメント欄で相手に直接声をかけてまで)相手と1対1の交流までしたいと強く望んでいるわけではない、でも○○が好きなもの同士つながってはいたい、という気持ちが、相互大量トラックバックという形でのつながりになったのでしょう。
記事を書いてトラックバックを打てば他からも返ってくる、打たなければ返ってこないのですから*4、何の強制も束縛もない(「同盟」のように参加を申請したりバナーを取ってきて貼り付けたりする手間さえない)、「究極の意思表示」の形ということになるのかもしれません。
一方、「同盟」と相互大量トラックバックの違いはどこかと考えると、それは、共有されている時間の単位でしょう。
「同盟」の場合、好きなものとして共有されているのは例えば「機動戦士 GUNDAM SEED DESTINY」だったり「交響詩篇 エウレカセブン」ですが、相互大量トラックバックにおいて共有されているのは、(もちろんそれらの番組に興味があるから感想ブログをやっているというのは前提にありますが)
- 「機動戦士 GUNDAM SEED DESTINY EPISODE 36『アスラン脱走』を見た。まぁかわいいけど背景キャラだと思っていたメイリンが、意を決した途端驚くほどの行動力でアスランを窮地から救い出したあの一途さに萌えた!」、とか
- 「交響詩篇 エウレカセブン EPISODE 26『モーニング・グローリー』を見た。やっとエウレカとレントンが再会できた、これが見たかったんだ、延々続く鬱展開にもめげず待っていた甲斐があった!」
2ちゃんねるの「実況板」で、みんなで「キター!!」とやっているのに近いノリだと思いますが、共有の場所ではなく自分のブログにダイレクトにその波が伝わってくるところに意味があるのだと思います。
以上の理解が正しければ、これは、トラックバック・センターに TB したり*6、はてなダイアリーでキーワードを自動リンクする*7ことで置き換えられるものではなさそうに思えます。
で、あるならば、最後は代わり映えしない話になりますが、結論的にはこんな感じになる(ならざるを得ない)かと思います。
- 受信側はサイトポリシーを整備し、確認しやすくする。
- 日ごろから「そういうトラックバックの使い方は迷惑だと思う人もいる」ということの周知に努める。
- どうしても言及なしトラックバックに我慢がならないのであればシステム的にブロックする。
- 送信側も「そういうトラックバックの使い方は迷惑だと思う人もいる」ことに配慮し、TB 先のポリシーを(検索結果からいきなり TB したりは決してせず目視で)よく確認する。
- 誰に言ったらいいのか良くわからないけど、手間をかけずにサイトポリシーが判別できる統一ロゴは、確かにほしいかも。
何らかの形で「ホワイトリスト」(ブログ検索したときに TB の可否が自動判定可能なリスト?)が作れたらみんな幸せになれ……るかどうか(^_^;)(この項削除)スパマーが喜ぶだけだからやめた方がよさそうだ(@_@;)
- プロバイダの運営者はもう少し「煽り方」(^_^;)を工夫して、こういう副作用が出ないように努める。
- 言及なしトラックバックをフィルタできる機能を実装する。追加実装する場合、使用するかどうかはユーザーが選択可能である方が望ましい。
- 開発に携わっておられる方は、是非この辺をクリアしたトラックバック2.0(?)の開発をよろしくお願いしますm(__)m*8
(追記 1/13)
コメント欄でご紹介いただいた下記の記事は、ポジション的にこの記事にかなり近いと思うので、併せてご参照ください。
もう1箇所、下記の記事には「現在の私がリンクなしのTBをやっているのは、同志と緩やかに同盟を組みたいから」という一節がありましたので、「私の理解で合ってますか?」ということでご紹介の上 TB してみます。ご参照ください。
(追記 1/19)
今回の論争のきっかけとなった記事を書かれた CODY さんから、上記にリンクした記事の補論が出ましたのでご紹介の上 TB しておきます。
TB=リンクって考えるからこの論争がおかしくなるわけでTB=コメントの代用と考えるのです。とのことで、(TB センターでの代用は難しいだろうという点も含めて)上記の私の理解とも一致しているように思います。
- 1 この記事の TB を打つときに、一部対象記事に誤爆して最初の記事から TB してしまいました(この記事とも無関係ではないが既に一度 TB したものなので重複しているはず)。ご面倒様ですが重複してしまったところにつきましては削除いただければ幸いです。大変失礼いたしました。
- 2 mixi あたりでよく見る(私も結構入ってるが(^_^;))、入ったからといって何をするでもなく、コミュ二ティリストに属性表示として記録されるだけのコミュも、似たようなものかもしれません。
- 3 そのこと自体の良し悪しではなく、それを見て納得し実行しているユーザーを頭ごなしには責められない、の意。
- 4 そういう形でのつながりを望まない人への「誤爆」があり得る、という視点は、少なくとも今度の騒ぎが起きるまでは、認識すらされていなかったのですから仕方がない。
- 5 本題とは関係ないのでこの辺に突っ込むのはやめよう(爆)
- 6 トラックバック・センターを推奨する意見としては、こちらの記事を参照:むだづかいにっき♂:感想系ブロガーは、トラックバックセンターを使え、むだづかいにっき♂:続・感想系ブロガーは、トラックバックセンターを使え
- 7 はてなダイアリー・キーワードを推奨する意見としては(同じ方ですが)こちらの記事を参照:むだづかいにっき♂:感想系ブロガーは「はてな」を使え!
- 8 「ゴッゴル」=SEO コンテストのときの騒ぎを思い出しますなぁ。
当ブログの記事内容はすべて管理人の私見であり、勤務先・所属組織等の公式見解ではありません。
posted at 16:32 on 06/01/12 by Hiro - Category: おたくな話題
posted at 16:32 on 06/01/12 by Hiro - Category: おたくな話題
Google search for: ブログの「関連仲間文化圏」と「同盟」の共通点・相違点を考えてみる
Local search for: ブログの 「関連仲間文化圏」と「同盟」 の共通点・相違点を考えてみる
コメント・トラックバックを送られる際には、当ブログの運用ポリシーを必ずご確認ください。
この記事へのトラックバックには、トラックバック元の記事に http://hiro.intlcafe.info/chronicle/item/1617 へのリンクが必要です。
コメントは管理人の承認後に表示されます。
Comments
とおりすがり2 wrote:
06/01/13 12:34
Hiro wrote:
いらっしゃいませ。
おつかれさまでした、でいいのかな(^_^;)
まぁ、眞鍋さん風(トラックバックから交流が始まる、簡単だからまずはやってみよう!)の説明を受けて(ついでに眞鍋ブログ TB 欄のあのカオス状態(^_^;)も見て)言及なし TB を送った人に、例の図解どおり「このスパマーがっ!」と言わんばかりの反応を返す人も多いですから、まさに「売り言葉に買い言葉」のような気もします。
TB スパム爆撃を食ったこともあるので、私が管理しているブログはすべて言及なしトラバはカットしていますが、心情的にはご紹介の記事に近い感じです。
私もあちこちで、全くの初心者に「ブログやろうぜ」と炊きつけて回っている立場なので、平和的な「落としどころ」が見つかることを願ってやみません。
おつかれさまでした、でいいのかな(^_^;)
まぁ、眞鍋さん風(トラックバックから交流が始まる、簡単だからまずはやってみよう!)の説明を受けて(ついでに眞鍋ブログ TB 欄のあのカオス状態(^_^;)も見て)言及なし TB を送った人に、例の図解どおり「このスパマーがっ!」と言わんばかりの反応を返す人も多いですから、まさに「売り言葉に買い言葉」のような気もします。
TB スパム爆撃を食ったこともあるので、私が管理しているブログはすべて言及なしトラバはカットしていますが、心情的にはご紹介の記事に近い感じです。
私もあちこちで、全くの初心者に「ブログやろうぜ」と炊きつけて回っている立場なので、平和的な「落としどころ」が見つかることを願ってやみません。
06/01/13 13:17
Add Comments
コメントの送信には JavaScript が利用できることが必要ですTrackBacks
好奇心と怠惰の間
[blog][考え事]トラックバック4つの文化圏を6つの文化圏にして考察してみた: 【[http://d.hatena.ne.jp/ululun/20060115/1137284346:title=煩悩是道場 - 無言及トラックバックは、実は有り難い(半分ネタ)]】より。 私が出した現時点での仮説は、関連仲間文化圏は更に二つに分ける事が出来...
2006/01/16 23:11
CODY スピリッツ!
ライブドアブログのトラックバックスパム防止策導入についての文句をローゼンメイデン風に書いてみるに解説を入れてみる: 最近のブログ論争に巻き込まれて(巻き込まれに行ったのか?)恥さらしとか言われてるかも知れなくて(言われているかどうかはわからんけど)ビクビクしながら疲弊中の管理人コーディです。炎上が落ち着いた?ところ...
2006/01/12 17:05
トラックバックURL: http://www.intlcafe.info/weblog/action.php?action=plugin&name=TrackBack&tb_id=1617.
もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。


今回の論議の中で色々なサイトを見て回った中で「言いたいことはわかるがうなずけない」のは「道具の使われ方は変わるものだし、TBにはもっと使い方があるはずだ。言及なしTBのなにが悪いのか」という論理でした(以前hiroさんも巻き込まれた論争でも主題になった話ですよね)。
これが「こんな新しい使い方も許容していこう」って話ならまだうなずけないこともないんですけど、この論者の大抵は「だから言及リンク文化圏の頭の固い連中は…」で、異文化否定論者なんですよね。
現実を見つめたものとしては以下のブログエントリがよかったかなと思います。
http://idm.s9.xrea.com/rati...
hiroさんのように「許容」していこう