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岡田 敦『リストカット―誰か気づいてくれたら…』
写真集『Cord―What exists after sorrow?』(写真集・写真展)への感想メールと、メールの送り主の中から著者が、自傷者本人・親・恋人に自殺された人等にインタビューした記録により構成されています。
写真集が映像をもってリストカットの現実を突きつけたように、この本も、著者は聞き手に徹して自らはリストカッターを擁護も断罪もせず、実際にリストカットに関わった人たちの言葉をして語らしめる形式を採っています。
「切ってしまった」人には、むしろこういうスタイルの本の方が読みやすいかもしれません。
「なぜ切っちゃいけないの?」という質問に、理詰めで答えることは難しいですが、
| リストカット―誰か気づいてくれたら… | |
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写真集が映像をもってリストカットの現実を突きつけたように、この本も、著者は聞き手に徹して自らはリストカッターを擁護も断罪もせず、実際にリストカットに関わった人たちの言葉をして語らしめる形式を採っています。
「切ってしまった」人には、むしろこういうスタイルの本の方が読みやすいかもしれません。
「なぜ切っちゃいけないの?」という質問に、理詰めで答えることは難しいですが、
おれは彼女が「どうしようもなくなって切る」ことと同じように「どうしようもなく切らないでほしい」と思う。そう思うことはどうしようもない。*1結局は、そういうことなんだろうと思います。
- *1 写真展を見に来た人の感想。p.120.
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