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08/01/01 00:01 - Hiro - - TrackBacks(No Trackbacks) - Permalink
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Home > 香西 秀信『論より詭弁 反論理的思考のすすめ』
香西 秀信『論より詭弁 反論理的思考のすすめ』
最近剣呑な体験をした影響か(^_^;)、タイトルに釣られて買ってしまった一冊。
覚悟(あるいは期待(笑))に反して、いたって真面目な本でした(苦笑)
静謐な書斎での思考規則は、市場での喧嘩説法に有効か
論理的思考に対するもやもやが晴れた
無茶な議論を吹っかけられたときの対策書としての実用度(^_^;)では、先日紹介した『ネット時代の反論術』に一歩譲りますが、それを補強する意味では、いい勉強になりました。
本書は「論理学(非・形式論理学)で虚偽あるいは詭弁と名指されてきた論法を主な材料として、論理的思考をレトリックの立場から批判的に検討しようとする」(p.18)本です。
著者は、論理的思考による議論は、(ディベートのように)議論する両者が対等の立場で行われることが前提になっているが、実生活における議論が対等の立場で戦われることはそうあることではなく、故にそれを前提とした論理的思考は、実生活で十分には機能しないと喝破し、そのような状況下で理不尽な議論を吹っかけられたときの反撃方法の幾つかも紹介しています。
印象的なのは、論理的思考の「最大の急所」を採り上げた第四章「人と論とは別ではない」です。
曰く、「人に訴える議論」は、論理的思考においては詭弁とみなされる、が、「ある言葉の意味や価値は、それが誰に語られたかによって変貌する」(p.147)
当たり前といえば当たり前のことなのですが、正直ほっとしました。
覚悟(あるいは期待(笑))に反して、いたって真面目な本でした(苦笑)
論より詭弁 反論理的思考のすすめ
posted with amazlet on 07.03.13
香西 秀信
光文社 (2007/02/16)
売り上げランキング: 2011
光文社 (2007/02/16)
売り上げランキング: 2011
おすすめ度の平均: 

静謐な書斎での思考規則は、市場での喧嘩説法に有効か
論理的思考に対するもやもやが晴れた無茶な議論を吹っかけられたときの対策書としての実用度(^_^;)では、先日紹介した『ネット時代の反論術』に一歩譲りますが、それを補強する意味では、いい勉強になりました。
本書は「論理学(非・形式論理学)で虚偽あるいは詭弁と名指されてきた論法を主な材料として、論理的思考をレトリックの立場から批判的に検討しようとする」(p.18)本です。
著者は、論理的思考による議論は、(ディベートのように)議論する両者が対等の立場で行われることが前提になっているが、実生活における議論が対等の立場で戦われることはそうあることではなく、故にそれを前提とした論理的思考は、実生活で十分には機能しないと喝破し、そのような状況下で理不尽な議論を吹っかけられたときの反撃方法の幾つかも紹介しています。
印象的なのは、論理的思考の「最大の急所」を採り上げた第四章「人と論とは別ではない」です。
曰く、「人に訴える議論」は、論理的思考においては詭弁とみなされる、が、「ある言葉の意味や価値は、それが誰に語られたかによって変貌する」(p.147)
当たり前といえば当たり前のことなのですが、正直ほっとしました。
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Comments
straymind wrote:
これから読むリストに入れててまだ読んでいないんですが、「ある言葉の意味や価値は、それが誰に語られたかによって変貌する」というくだりは、ひざをぽぽぽんと打ちたくなります。属人論法は議論ではタブーっぽいのですが、ことさら忌み嫌うようなものでもないってことですか。
07/03/13 21:05
Hiro wrote:
同感です。
ちょっとリハビリの必要を感じていたので、救われた気がしました(^_^;)
ちょっとリハビリの必要を感じていたので、救われた気がしました(^_^;)
07/03/13 21:28
トンコ wrote:
なんだか面白そうですね。
実生活における議論は色々な要素が入ってきて、フラットな議論は確かに成立し難いかもしれません。というか、自分自身はめったに議論しませんが。。。
実生活における議論は色々な要素が入ってきて、フラットな議論は確かに成立し難いかもしれません。というか、自分自身はめったに議論しませんが。。。
07/03/13 21:37
Hiro wrote:
「いつでも論理的に振る舞おうとするから、論理を悪用する口先だけの人間をのさばらせてしまうのだ」(p.93)といった調子で、いつもフラットな議論をしている(と信じている)人に対しては、結構容赦ない本でした。
07/03/13 22:10
わたりとり wrote:
あー・・・HIROさんのコメントを読んで、わかりました。私は議論で、相手の「論」を斜めにかわしつつ相手の「動機・心情」を突きに行くことがあります。常にではないです。正面からやりあってもこっちが馬鹿をみるぞぃ、と天の声が聞こえるとき(笑)
どういうとき天の声が発動するのか謎だったのですが・・・そういうことだったのか、自分。というカンジです。
どういうとき天の声が発動するのか謎だったのですが・・・そういうことだったのか、自分。というカンジです。
07/03/13 23:53
阿檀 wrote:
>「いつでも論理的に振る舞おうとするから、論理を悪用する口先だけの人間をのさばらせてしまうのだ」
彡´。`ミあいたっ。
彡´。`ミあいたっ。
07/03/14 00:33
Hiro wrote:
みなさまおつかれさまです(何
自己防衛本能ですな、さすが「わたりとり」さん(^_^;)
しかし……書評どころか読書感想文にもなってない一言紹介になんでこんなにコメントが付くんだ?(^_^;)
自己防衛本能ですな、さすが「わたりとり」さん(^_^;)
しかし……書評どころか読書感想文にもなってない一言紹介になんでこんなにコメントが付くんだ?(^_^;)
07/03/14 00:58
OSA as ALex C. wrote:
それは実戦でいやというほどみんな体験しているからです。(^^;
私もかなり危ない橋を渡るときはありますが、日頃の信頼を盾に無理矢理意見を通すこともままあります。なお愛読書は「詭弁論理学」(爆)
私もかなり危ない橋を渡るときはありますが、日頃の信頼を盾に無理矢理意見を通すこともままあります。なお愛読書は「詭弁論理学」(爆)
07/03/14 07:47
Hiro wrote:
いや、それだけじゃない気もちょっとするんだが、気のせいということにしておきたい(苦笑)
07/03/14 12:12
XATL-01-DT wrote:
最後の下りで紹介されていたp.147に心惹かれました。千円しないようなので書店で探してみます。「ロンよりハリー」、と・・・(メモメモ)
07/03/14 23:53
Hiro wrote:
いらっしゃいませ。
最初タイトルだけ見たときは電波本かと思いましたが(笑)、面白い(interesting の方)本でした。
最初タイトルだけ見たときは電波本かと思いましたが(笑)、面白い(interesting の方)本でした。
07/03/15 03:17
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